高野山伝燈大阿闍梨・菅澤照真師開眼入魂「薬師如来」 純銀製24金鍍金 ストア

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商品情報

◆ 高野山伝燈大阿闍梨・菅澤照真師開眼入魂
◆ 作者:津田潔志
◆ 材質:純銀(SV925)製24金鍍金
◆ 高さ:28mm
◆ 重さ:約22g



★ 北条義時を守った薬師如来

ドラマで話題の北条義時が薬師如来を深く信仰して、夢のお告げで生命の危機を脱したことをご存じでしょうか?

幕府公式歴史書『吾妻鏡』は1218年7月8日のことと記しています。若いころから薬師如来に心を寄せていた義時の夢に眷属の戌神将が現れて、「今年の神拝(第3代将軍源実朝との鶴岡八幡宮参拝)は無事だったが、来年はお供しないほうがよい」と告げます。この出来事で薬師如来の御加護を再認識した義時は、現在の覚園寺に薬師堂を建立しました。

運命の1219年1月27日、義時は実朝のお供として鶴岡八幡宮に向かいます。ところが楼門の前で気分が悪くなったと言って源仲章に役目を代わってもらい、屋敷に帰ってしまいます。極めて異例のことです。義時は本当に気分が悪くなったのか、それとも夢のお告げを思い出して仮病を使ったのかは定かでありません。史実として確実なのは、式典を終えた実朝と仲章が石段にさしかかると、公暁が刀を持って現れ、二人を斬り殺したこと。その場に義時がいたら命はありませんでした。

義時に危険を知らせた戌神将は、薬師如来の眷属である十二神将の一尊です。眷属は本尊に心を寄せる人を守ってくれる秘書のような神霊で、稲荷神の霊狐が有名です。十二神将はそれぞれが多数の部下を従えているので、膨大な数の眷属が薬師如来を仰ぐ人のため働いていることになります。ちょうど有力国会議員に多数の秘書がいて、支援者のために様々な便宜をはかっているようなものでしょうか。


★ 人々を救った法力

弊社の薬師如来を開眼入魂した菅澤師は、真言密教最奥の伝燈大阿闍梨(でんどうだいあじゃり)の位を持つ、潮音寺の住職です。
開眼とは心の眼を開き、魂を込めること。「性根」が入ることで、美術品でなく、持つ人を本当に守る守護仏になるのです。

高野山の伝燈大阿闍梨は学問研鑽行事である勧学会に何年も出仕して修学し、阿闍梨位についてから15年から20年を経て、約10年に1度しか行われない学修灌頂に入壇した僧侶のみが昇進できる位。学修灌頂は完全な秘儀ですが、高野山御影堂で弘法大師空海御影に直接接し、直弟子になるものといわれます。
伝燈大阿闍梨は、加行を終えた僧侶に密教の秘法を伝える伝法灌頂においては、大阿様として導師になる立場です。

そんな菅澤師ですが、助けを求める市井の人々の相談にのり、法力で大勢を救ってきました。師の加持祈祷は、受け手の方々を目の前にしている場合だけでなく、顔も見たこともない遠方の場合でも効果をあげています。雑誌「パワースペース」の特集で、「ガンを治す驚異の密教僧」として紹介されたこともあります。
また気さくで暖かい人柄を多くの人に慕われ、求めに応じて全国を飛び回ってきました。

菅澤師はまだ高校生だった頃、人生の転機となる神秘体験をしています。導かれるように川に入ったとき、目の前に太陽のようなものがあらわれ強烈な光に照らされたのです。その太陽はどこを向いても正面に見え、非常に心地良かったといいます。まだ正式に行に入る前でしたが、以後友人知人のため祈ってあげると、面白いように願いが叶うようになりました。

やがて高野山別格本山遍照光院前官・酒井真典師(高野山大学元学長)の弟子となり、高野山大学密教学科に学びます。級友たちは菅澤師がなにか口に出すと、話された内容が次々と実現してしまうと怖がったといいます。

3回生のとき、究極といえる体験をします。当時菅澤師は、なにかに呼ばれている気がして高野山奥の院(空海入定の地)に1日5回も通っていましたが、あるとき自分の中で過去・現在・未来が同時に整列し、不生不滅の意識そのものとなり、自他の区別のない慈悲の意志だけがある世界を体験したのです。この体験以後、菅澤師の法力はいよいよ強烈なものとなり、病者加持の祈祷を学ぶと凄まじい効果を発揮しました。新米だった菅澤師のもとに、当時の高僧等から病気平癒祈祷の依頼がきたほどです。

高野山大学を卒業したあとも、菅澤師は台密(天台密教)、チベット密教、神道、キリスト教、ユダヤ教、ヒンズー教を学びました。第二回シカゴ世界宗教者会議に参加したときは、ダライ・ラマ法皇に接見しています。

真言密教は富裕になることも、立身出世も、良き異性に巡りあうこともすべて肯定すると菅澤師はいいます。この身このままで悟りを開くと共に、繁栄、健康、成功、名声等の全てにおいて、自分自身の人生を完成させるものだといいます。過去でも未来でもなく、現在が大切なのであり、それで無ければ私達の人生とは何なのでしょうと説きます。

伝燈大阿闍梨が直々に開眼された薬師如来は、大いなる安心をもたらすでしょう。


★ 病気平癒の祈りとともに

薬師如来は現世利益の仏です。玄奘三蔵法師が翻訳した『薬師瑠璃光如来本願功徳経』が説くように、薬師如来は人々を苦しみから救う誓いを立てていて、飛鳥時代から一千三百年以上にわたって篤く信仰されてきました。国宝・薬師三尊像で有名な奈良の薬師寺は、天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を願って680年に建立を発願された寺で、『日本書紀』によれば皇后は健康を回復されています。同じ奈良の新薬師寺は、光明皇后が聖武天皇の病気平癒を願って747年に創建されました。比叡山延暦寺の根本中堂の本尊は、伝教大師最澄が自ら刻んだと伝えられる薬師如来です。薬師如来は日本の歴史とともにあります。

原型師として名高い津田潔志氏が制作し、菅澤照真師が開眼入魂した薬師如来。ぜひこの機会にどうぞ。

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